
今回は、WEBデザインやプログラミングを学ぼうとしている方、そしてJava専門プログラミングスクール「0円スクール」への参加を検討している方に向けて、現役メンターであり、プロのエンジニア/デザイナーである2名が「0円スクール」について運営・顧客目線から分析します。

minoru
0円スクールは、文字通り、無料でプログラミングを学べるスクールなんだよね。
言語はJava。
アンドロイドやパソコン、WEBなど、OSや環境に依存せずにアプリを開発できる言語。
もちろん、HTMLやCSS、JavaScriptのような、基本的なWEB言語も学べる。

emika
どうして0円で学べるの?

minoru
これは、明確にスクール側が話ていることじゃ無いんだけど。
仕組みとしては母体になっている会社が、かなり大きめの会社なんだ。
SESや人材の派遣もやっていて、多くの卒業生が母体の会社を通じてたくさんの企業で仕事する。
だから、自社を通して働いてくれる人材を育てる活動の一貫なんだと思う。
ただ、特に「必ず自社に入って!」みたいなことでも無いから、ゼロ円で学んでそのまま他の会社に就職活動してもいいんだけどね。

emika
SESって給料も低くてあまり良い噂を聞かないよね。

minoru
そういう話もあるね。
でも、僕は使い道だと思う。
給料が低いとは言っても、上限が低いという話だし、駆け出しのときなんて、どっちみちせいぜい300万前後が関の山。
なら、入りやすい道から技術力の高い現場に行って、経験を積むのは全然ありじゃないかな。

emika
たしかに。
とにかく経験を積む時期からしてみれば、給与の上限が低かろうが、問題ないからね。
そりゃ、ベテランになってからは、考える必要あるけれど。
あと、注意点としてSESに入ると価値の低い仕事ばかりやらされるという話があって。
せっかくエンジニアとしての技術を手に入れたのに、資料作成みたいなことやらされても無意味。
だからSESで働く時は、価値のある仕事を任せられるかどうかを確認した方が良いよね。

minoru
うん。
もし価値のある仕事ができないなら、完全に断ったほうがいいのは間違いない。
大事なのは経験だからね。
そしてもしほかのスクールを検討していて、費用の50万円前後のお金をためたり、支払いを迷う時間が多いなら、それは圧倒的に無駄だと思う。
なら、0円でも業界に飛び込んで、経験をためた方が圧倒的にいいかな。
0円スクールの特徴


emika
じゃあ、さっそく、ゼロ円スクールの特徴を見ていきましょう。
まずゼロ円スクールは、扱っている言語がJavaなんだよね。
Javaと言えば、OSに依存しないでアプリを作れるという言語。
MacでもWindowsでもOSを選ばないでアプリが開発できる。
もちろんWebアプリも作れるね。

minoru
そうだね。
未だに使われているプログラミング言語としては上位。
かつては習得したい言語ランキングでトップだったよね。

emika
そうそう。
もちろん今も学びたい言語としては上位。
Webで使われるJavaScriptの元でもある。

minoru
0円スクールでは、そんなJavaを中心として教えてるんだよね。
そして0円スクールの特徴として強いのが、カリキュラム。
課題解決型のカリキュラムは「すべてエンジニアが現場から持ち帰った課題」を中心に作られてる。

emika
現場から持ち帰った課題中心っていうのが合理的だよね。
現場で起きた課題を中心に学んでいくこと以上に、実践的な学び方は無いと思う。

minoru
うん。
このスクールは、一緒に働いてくれる人材育成を育てている可能性を考えると、それこそ、仕事ができるようにならないと意味がない。
だからこそ、実践的にすすめることには、信憑性があるね。

emika
それに、もともと膨大に仕事を抱える大きなIT企業が母体だから、実践での様々なナレッジがたまってる。
特に、1つのサービス開発だけじゃなく、複数のプロジェクトに携わったノウハウが蓄積されているところが強いんだよね。
あらゆるプロジェクトに関わるスキルや知識、知見を幅広く得られるから。

minoru
そうだね。
1つのサービスだけ作っている企業だと、それこそ1つの方法しか知らなかったりする。
でも、たくさんの仕事の携わっている企業であれば、決して一方通行のものの見方じゃなく、複数の方法を知っているからね。

emika
どんなプロジェクトを今後やっていくかもわからないのだから、私だったら1つの方法だけじゃなく、たくさんの知識や知見を知っておきたいかな。

minoru
あと、もちろん価格だよね。
当然ながら、0円で参加できるスクールであることが大きい。
しかも、別に進路は自分でどこに決めてもいいんだよね。

emika
ふつう、無料で教えるところは、自分たちが紹介した会社に入社しない場合、相応の金額を払ってもらうところが多い。
彼らは、スクールではなく、人材紹介として、どこかの企業に人材を紹介することで、利益を得ているから。
適切な人材を育てることそのものは無料というリスクをおって、紹介料で利益を回収する。
自分たちの紹介した企業にはいらないと、基本、ボランティアになっちゃうよね。
だから、紹介企業以外に入社した場合は、相応の金額が発生することになる。

minoru
そうそう、それが普通なんだけど、0円スクールはどこに行っても0円。
もちろん、自社の仲間として仕事をしてほしいのは当然だろうけど、強制はしていない。
そこに、他の事業がしっかり利益をあげて稼いでいるっていう余裕を感じるよね。

emika
うん、しっかりした会社がやってるんだなあって思う。
それもまら、信頼感としてポイント高いなあ。
0円スクールのコースについて


minoru
0円スクールには「初心者コース」と開発コースの2種類があるんだね。
それぞれ、特徴を見ていこう。
初心者コース ( 〜493時間 )
未経験から平均2ヶ月半でプログラミングを習得するコース。実務レベルのスキルを身につけられます。Java、HTML 、JavaScript、jQuery、CSS、Bootstrap、SQL、Java SAStruts、Excelなどを身につけられます。また、プログラミングスキルだけではなく、ビジネスマナー講習も合わせて受けることが可能です。
開発コース ( 〜411時間 )
すでに基礎を習得している人が、平均2ヶ月でアプリケーション開発を習得するコース。基本的には、初心者コースから、最初のプログラミング基礎講座を抜いた内容で、実務レベルのスキルを身につけられます。Java、HTML 、JavaScript、jQuery、CSS、Bootstrap、SQL、Java SAStruts、Excelなどを身につけられます。また、プログラミングスキルだけではなく、ビジネスマナー講習も合わせて受けることが可能です。

emika
Javaを使った開発の基本はもちろん、データベースやWEBサイトを作るときのHTML✕CSSのコーディングまで、幅広いプログラミングスキルを習得できるんだね。

minoru
うん、そして基本的なカリキュラムはどちらのコースも一緒。
ただ、最初のプログラミング基礎講座は、初心者コースのみある感じ。
- プログラミング基礎講座 ( 初心者コースのみ ) – 82時間
- データベース基礎講座 – 21時間
- Javaプログラミング初級講座 – 207時間
- Javaプログラミング上級講座 – 112時間
- データベース実践問題 – 4時間
- システム開発_実務演習 – 59時間
- ビジネスマナー講座 – 8時間

emika
なるほどね。
幅広いプログラミングスキルだけじゃなく、ビジネスマナーもしっかり抑えてくれるところもいいね。

minoru
仕事になると、チーム開発が多いからね。
個人のスキル以上に、コミュニケーションが大事になることが多い。
エンジニアにも、コミュニケーションスキルは必須。

emika
あと、すでに話題に上げたけど、すべてのカリキュラムで扱われる課題は、エンジニアが現場で実際に遭遇した経験を軸に作ってる。
そんな実践的なカリキュラムを、個人のペースで学べるところが良い。

minoru
カリキュラムの最後の方は、自分でアプリケーション開発していくんだよね。
だからこそ、これまで身につけたスキルを、本当の意味で自分のものにできる。

emika
自分でしっかり考えてプログラミングできるようにならないと、意味がないからね。

minoru
しかもすごいのが、個別指導なんだ。

emika
ホントだ!マンツーマンで提供されるスクールって珍しい。
グループだと、個人の成長速度がバラバラで、置いていかれたり、逆に習得が早い人は、カリキュラムに物足りなさを感じたりする。
だから、個人のペースでしっかり学んでいくことができるんだね。

minoru
そうそう、しかも理解しないまま先に進ませないような形になってる。
しっかり1つ1つを理解してから先に進めるから、時間がかかる人がいたとしても、いずれはプロフェッショナルなスキルを習得できる。

emika
個別指導で、実践的な学習と課題を解決し、理解したら次に進んでいく。
そしてJavaというプログラミングの親みたいな言語を中心に、幅広いスキルが得られる。
仕事ができるようになることに、しっかりコミットしたスクールなんだね。
- 現場から持ち帰った実践的な内容
- 個別指導で個人に寄り添ったカリキュラム
- 理解してから進んでいく着実にスキルが伸びるスタイル
- 実際にアプリケーションを作って進める
- Javaを基本とした幅広いプログラミングスキル習得
- ビジネスマナーやコミュニケーションなども学び、仕事にコミット

emika
進路自由なのに、これだけ無料で教えてくれるのは本当にすごい。
よほど母体の企業に体力があるんだろうね。
0円スクールの就職・転職サポートついて


emika
就職と転職に関しては、もし場所をそれほど問わず、最初の1歩を踏み出せれば良いなら、確約されたようなものだよね。

minoru
うん、なんと言っても、企業側もそれが目的だからね。
自社に就職して現場に配属されない限り、利益は生まれない。
だから、育てた人材はなるべく自社で獲得して利益を上げてほしいはず。

emika
だからこそ、スクール側も力を入れて実践的なカリキュラムに取り組んでいるし、自社への就職をおすすめする。
ある意味、一番業界に入り込みやすい道だと思うよ。
だからこそ、ビジネスマナー講座があるんだよね。

minoru
ビジネスマナーの他にも、面談の練習やスキルシートの書き方も含め、指導してくれる。
おまけに、自社にとって必要なスキルを習得するのだから、受かりやすいはず。

emika
もし、他の会社に就職したければ、それでも良いわけだからね。
自社の研修の延長としてのスクールのようなイメージもあるけれど、自社に就職が絶対なわけじゃない。

minoru
他のスクールと比べても、キャリア相談や支援がそれほど劣っているわけでもないし、本当に0円でよくここまで支援できるなあといった印象だね。
0円スクールではどんな風に学んでる?


emika
じゃあ、実際、どんなふうに0円スクールで学んでいくのか、見てみよう。
まず0円スクールは、学校が日本各地にあるんだよね。
今、現存している学校はこんな感じ。
- 札幌スクール
- 仙台スクール
- 東京スクール ( 休校中 )
- 名古屋スクール
- 大阪スクール
- 福岡スクール

minoru
本当に日本全国、都市部の拠点にあるといった感じ。
東京だけ休校中なのはなんだろう、コロナの影響かな。

emika
東京が休校中なのは残念だけど、他の都市部ではしっかり稼働してる。
実際に通いながら学ぶ形式を貫いているのは、今の御時世、珍しい。

minoru
でも実際、直接通って学んだ方が、習得って早いんだよね。
これは断言できる。
メンターや横のつながりができることで、モチベーションの維持にもなるし。
教育って、圧倒的にオフラインの方がうまく進みやすいんだよね。

emika
そう、だからこそ、直接通ってもらうことを重視しているのかな。
今の御時世、直接通って学びたい人には、本当にありがたい話。

minoru
どんどんみんな、オンラインに移行しているからね。
ちなみに、講座中の雰囲気はどうなんだろう?

emika
そこは、卒業生の声を見てみるとわかりやすいかな。
いくつか、まとめてみよう。
- 和気あいあいと楽しく学べるのに、短期集中型で習得しやすい!
- 未経験でも、多くの方に優しく教えてもらえる。
- 達成感を感じられるし、充実した日々だった!
- 質問しやすいし、勉強しやすい環境でした!
- 月一回行われる卒業生との交流会も非常に役に立つし楽しい!
- スクール生同士の距離が近く、楽しい中でもメリハリのある空間だった!
- みなさん努力している雰囲気を感じられる良い空間だった!

emika
雰囲気がよく伝わってくるコメントばかり集まったね!
とにかく、大変だけど楽しい青春の1ページ感もある。

minoru
大事なんだよね、そういう楽しい雰囲気。
でもメリハリがついていて集中できるからこそ、短期集中で習得しやすい。

emika
うん。
環境として、とても素晴らしい雰囲気の中、学べていることが伝わってくるね。
0円スクールの実績は?


minoru
0円スクールの就職先は、基本的に母体の株式会社ブレーンナレッジシステムズなのだそう。
で、基本的にこの会社はSESということで、この会社を通じてたくさんの企業に派遣されるんだよね。
だから、実績は就職先というよりも「どんなプロジェクトに関わったか」を見るべきだと思う。

emika
そうだね。
調べてみると、けっこう大掛かりなプロジェクトに関わっているみたい。
- 倉庫を無人化するシステムの開発
- 製鉄会社に向けた生産管理システムの開発
- デジカメ ( 一眼レフ ) の開発
- カーナビを始めとした車製品の開発

minoru
Javaの汎用性が伝わってくるプロジェクトだね。
どれも、高い技術力が必要になる仕事。

emika
うん、こうしたプロジェクトで開発をバリバリできるなら、SESでも問題ないと思う。
さっきも話題になったけど、やっぱり価値の低い仕事だけやらされるのは、意味が無いからね。

minoru
なので、もし0円スクールを卒業する時に、SESが選択肢にあるなら、しっかりと価値のあるプロジェクトで開発できるかを調べるべきかなと。
もちろん、スクールの人に聞いてもいいよね。
それでもし、価値のある仕事への参加が難しそうであれば、しっかり断るべき。

emika
教えてもらった最中で、断りづらい気持ちもあると思う。
でも、自分の将来を考えたら、やっぱり条件にあわなかったら、しっかり断るべきだよ。
それをスクール側も咎めることはしないだろうし。

minoru
そうだね。
まずはしっかり「技術を使って開発できるか」聞くこと。
それで大丈夫そうだったらSESでも活用していったらいいんじゃないかな。
0円スクールへの参加方法は?


emika
じゃあ、具体的な参加方法を見ていきましょう。
まず、今の時点ではコロナウィルス対策のために、説明会はオンラインでやってるのね。

minoru
オンラインで基本的にはGoogle Meetを使って開催していて、もしそれ以外のツールを希望する場合は、使いたいツールを言えば対応してくれるとのこと。

emika
対面形式も希望すればできるみたい。
とにかく最初は説明会で話を聞いて、それから申込み。
体験入学もできるみたいなので、一度体験してからでも良いかもね。
- お問合せ
- 説明会 / 体験入学
- 本お申し込み
- カリキュラム開始

emika
実は、あまり体験入学しているところって無いんだよね。
どんな形で進めるのか直接体験できるし、一回体験してみてからでもいいのかも。

minoru
そうだね。
そこで、もし合わないなと感じたら、やめてもいいわけだし。

emika
それにしても、世の中のエンジニアさんはSESを親の仇みたいに話してるけど、0円スクールに至っては別に強制して入社させるというわけでもないのだから、そこまで悪く言う必要なんてどこにもないよね。

minoru
むしろ無料で教えつつ、それでもその会社で働きたいと思うのは本人の自由だし、まわりから、とやかく言われることでもないかな。
会社側だって無料で提供する中で、一銭にもならないのに教えることもあるわけで。

emika
それでも成り立ってるのは、それだけ0円スクールが価値を生んでいるということなんだろうけど。
むしろ、無料でやってくれるチャンスなんていつまで続くかわからないわけで。
お金の問題でスクールに通えない人は、この機会を活用しない手は無いと思うなあ。

minoru
うん。
これで、むしろ企業側になんのメリットもないままに、ただ無料で教えてもらえることを望むとしたら、逆にどれだけ頭の中お花畑なんだろう、って感じちゃうかな。
そんな考え方だと、ずっと仕事としての結果も出せる人材にはなれないと思う。